オスシリンダー

日記 友達が本を出した(2024-01-02)

(本の感想はほぼ書いていません。)

 

 

 

C103、フォロワーがサークルを作って本を出しました。

 

 

ずっと仲良くしている友達と言える人たちで、それぞれ文字・漫画・イラストで分野は違うけど、1つの合同誌として初めて形になった本です。

 

制作時の作業通話なんかにも遊びにいったりして個人的にも凄く思い入れがある本で、本当に楽しみでこの本を買うためにコミケに行こうと決まったくらい。きっと同じような人も沢山いたと思います。

 

 

 

 

当日。色々あってアーリーチケットを持って(まにゅありがとう、お大事に…)朝イチで向かって購入させていただいたのが正解で、結果12時頃には完売。

 

アリチケで11時前くらいに着いた時にもお客さんがいらっしゃっていてちょっと泣きそうになったりしていました。

 

 

 

発行部数は事前に聞いてはいたけど、初参加のコミケで普通はどれだけ捌けるのかは無知なのでさておき、そんな部数余裕なんじゃないかなあ…と感じていました。

 

 

それだけその人が書く文字・表現に、話す言葉もツイートも影響されているし、

自己管理能力がカス過ぎるくせにやりたいこと、描きたいことがありすぎてフラフラと時間をかけて絵を描いているところを近くで見ていたし、

会場を見渡したときも有名サークルに引けを取らないくらいの上手さで、身内や職場の人にこんな絵を描く知り合いがいるって自慢するくらいに大好きなイラストを描くから。

 

 

 

何かしらの制作に携わったことがないので作り手の人たちの考えは推測しか出来ないけど、

きっとみんな表現に正解なんてないからどれだけ評価されるかなんて分からないし、「好み」を痛感してる分、見ているだけの側より当然卑下もしちゃうと思う。同人誌なんか特にそうだけど「自分の想いを形に残したい!」が原動力のとき、そのエゴでしかない世界に共感してくれる人がいるなんてまず思わないですよね。

 

でも実際に共感してくれる人が集まってサークルができたように、そのキャラが好きだけだったかもしれないけど40人弱の気持ちを動かしたのは確かで、本当にそれを尊敬するし羨ましいとまで思います。

 

 

 

 

正直に言うと、あれだけ楽しみにしていた本なのに、読み終わった時は凄くモヤモヤが残りました。

 

主に小説部分。自分が鑑賞物だけではなく、日常生活から何かと深読みをしようとする癖があるのもあって、

 

執筆者の想いや積み重ねの部分が大きすぎて最早自伝で、「俺の人となりはこれだけど、君はいつもどう思ってる?これを読んでどう?」とテンプルにマン振り右フック叩きつけられたような気持ち。みんなと居たのにリアルに読み終わったあとショートしてしまいました。

 

 

 

今まで「ただの友達」だった人の想いを「表現者」としてこうも分かりやすく言葉にされて、解釈もクソもなく、ただそれが自分が憧れたまま作るまでに至らなかった「作品」になって、今までの怠惰を叩きつけられて。

 

その時はこのモヤモヤがなんなのか分からなかったけど、みんなと日の出とシルバニアファミリー見て別れて、1人になって寝ながら「あぁ、嫉妬してるんだなあ」と気づけました。これは全員にです。

 

 

 

自分は、絵を描いてみたり、歌い手の真似をして歌ってみたをあげたり、曲が作ってみたくてピアノを始めようと体験に行ったり、ブログを書こうとしてみたりしたけど、どれも続かずに言い訳をつけて諦めたものしかない人生(情けなさすぎない?)。

 

 

エネルギーの源は"好き"だったり人それぞれだろうけど、ずっとそれを続けてきて、形にしようと夢中になっている姿は本当に素敵で、それが理由で鈴木みのりさんも応援し始めたんだったと思い出しました。

 

 

 

人に想いを託すのは楽です。苦労した気持ちになれるし、頑張った気になれるし。

 

でも自分も何か人の心を動かす側になりたいなあ。

 

原動力になる、勇気をくれる本をありがとうございました。

またきちんとコミュを読んで、その上で本も読んだら感想をあげますね。

 

 

 

 

多重露光と一緒に帰省してます。家族にも自慢させていただきます。