日記 田所あずさワンマン Private Roomに行った(2023-07-16)
※※田所あずさ現場歴めっちゃくちゃ浅いオタクのひとことです
AZUSA TADOKORO LIVE 2023 - ~Private Room~に行った
ジョン「今回のライブは今までの"田所あずさ"像とは違う、挑戦的なライブだったのでシンプルにどう思ったか感想が欲しい。見に行く。」(意訳)
ライブの感想を制作陣から求められることなんて中々ないから嬉々として考えていたけど、アーティストとしての完成度が高いところに結局行き着きました。
田所あずさは今4期くらいに分別できるとは思っていて、
1期:ホリプロぽい声優ポップ
ex.DREAM LINE POSITIVE SHAKING Hello My Revolution
(作:俊龍シリーズ)
2期:タドコロック
ex.Straight Forward It's my Cue. ストーリーテラー 純真Always
(作:堀江とちょっとキューメガシリーズ)
3期:アニタイ期
ex.DEAREST DROP RESOLVE リトルソルジャー RIVALS
(作:アニソン主役級作家、ジョン顔出してきたシリーズ)
4期:文脈期(チルい)
ex.Visual Vampire ソールに花びら 箱庭ドラム式プライベート
(作:神田ジョンetc×大木貢祐)
今回のライブは主に4期を押し出したライブでした。
自分の田所あずさ熱を再度滾らせたのはWaverで、
コロナ禍真っ只中の2019年は本当に行動が制限されていて自ずと音楽を聴く機会が多かった気がするけど、1番支えてくれたのはこのアルバムだったのは間違いなくて。
初めてレイドバック・ガールを再生して、ソールに花びらにあてられた時は本当に衝撃的で、未だにあの瞬間、小田急線に乗ってバイトに向かう途中で、鳥肌を立てながらマスクの下ニチャァ……だったのを覚えています。
フォロワーも連番者も打ち上げにいたオタクも「コロナ禍の落し物をようやく拾えた」と口を揃えて言っていたけど、
生音であの空虚な時間に寄り添ってくれた音楽を聴けたのは、本当に価値ある瞬間でひっさびさに実家のママにあった時みたいな包まれる感じがありました。
Waverは表題はあるものの全部が表題みたいなアルバムだから、特に各々ベストが違うとは思うんですが、
まさかの2曲目でくるソールに花びらの目を奪う能力とか、生で聞くレイドバック・ガールのライブ映え度と表現力とか、Rest in a Strokeの謎の演出→特殊イントロとか、シンプルに聞けると思ってなかったけどテーマを明確化してくれるスペクトラム ブルーとか、
この数年もアーティスト田所あずさを愛していた人への余すことないプレゼントで、制作陣からの愛が溢れている素晴らしいライブでした。
ただ、
満足出来ていない人がいるのも理解できて、満足出来ていない部分があるのも自覚していて、
主に、田所あずさのライブに楽しさを見いだした(魅入られたとは違う)人達は1期、もとい、メインは2期に当たると思います。
実際自分も学生時代に買ったIt's my Cue.で吸い込まれたし、毎回部活サボって行ってたカラオケで純真Alwaysを熱唱してた。青春か?
その点で見ると今回アンコール2曲の部分しかその要素がなくて、体が制御を外れて飛び上がって、拳を上げて、ほぼ反射的に楽しんでしまうライブを期待していたところからすると残念なところは出てしまう。
よくよく考えるとこれって凄いことで、1人のアーティストから二極化した音楽性が生まれて、それぞれで人生を変えて、彩って、支えてくれるような名曲が揃っていて。
3-4期は今の田所あずさの柱になっているのはもちろん、1-2期はその柱が立つ地であるのは確か。
無駄がなく全部が"田所あずさ"を作る特出した音楽で、それぞれにファンがついているってヤバい。
ヤムチャ(ジョン)も色々と悩みつつこういうライブ構成にしたんだろうけど、区切りの10周年前のこのタイミングでこのライブをやることには間違いなく大多数を救う意味もありつつ、
節目の"田所あずさ"に繋がる本当に大きいライブだったんじゃないかなと思います。
アンコール前、MC後の本編〆がWaverでしたが、ラストフレーズが
「夜が明けて 変わり続けるわたしと
生きていく そう決めたの」
アニメ26話冒頭チャプター、最終決戦1度敗北した主人公が覚醒するシーンのセリフ。
これが真理な気がします。
正直今の田所あずささんのライブに物申すとしたら、「歌唱数を増やしてください」しかないのかな、となりました。
全色ビビッドだからたどり着くところであって、ただそのアーティストが好きだから、曲そのものが好きだからというだけで至るものとは違う、1番いい形での不満足だと思います。
次も楽しみ。
(田所あずささんに「みんなどこから来たの〜❓」と言われて「島❗❗(片道6時間)」と答えていた鳩追いかけてる隠岐島のわんぱくオタクの写真)